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スズキ・イグニス試乗 走行インプレッション(1/7)

2016年2月から発売され始めたスズキの新型車イグニスに試乗してきました。
最近CMも始まって、コンパクトSUVなんて言われていますが、実際にはどうなのか?試乗して確かめてきました。

スズキ・新型イグニス

スズキ・新型イグニス

見た目は小さいのにしっかりSUV

コンパクトカーサイズということで、SUVを想像してスズキのお店に行くと、思ったよりも小さい!というのが第一印象でした。
これは小さい・・・!

隣にハスラーが停まっているとあまりサイズが変わらなく感じますし、しかし軽よりもしっかりしているので、横に軽自動車を置かれると、ちょっとずんぐりむっくりな印象です。

逆に、隣にエスクードなど大きいSUVが停まっていると、逆にコンパクトさが際立つ感じがしました。
しかし車体がガッチリしているので、他のメーカーの可愛いコンパクトカーとは違う印象です。
そしてSUVというだけあって車高が高いです。

タイヤが大きいこともあって、地上高が180ミリもあるんです!
隣の車とその車高を比べると、イグニスが高いことがよく分かりました。
やはりコンパクトでもSUVということで、悪路(雪山などの山道などということです)での走行を考えて設計された車なので、車高を高くしているんだそうです。

コンパクトSUVの乗り心地は?

では早速、運転席に座ってみます。

スズキ・新型イグニス 運転席

スズキ・新型イグニス 運転席

床が高いだけあって目線が高いです。
視界が広いのでストレスもなく、とても見やすいと感じました。
もちろんミニバンなどに比べれば視界がすごく広い!ということはないですが、それでも目線が高いから良く見える、という印象です。

シートの右横にはシートの高さを調整するレバーもあって、運転席の高さを自分の好きなように調節することができます。
私は高めが運転しやすいと思うので思う存分上げましたが、上げ過ぎてもすぐ下ろすこともできて、調整もしやすかったです。

そしてシートの座り心地は・・・

スズキ・新型イグニス 前席シート

スズキ・新型イグニス 前席シート

少し硬い座り心地かな、と感じました。
イグニスという車が可愛さをウリにしていないことに繋がるのかもしれませんが、運転席に座ってみても、シートもドライバーを包み込むようなタイプの形になっていて、全体的にしっかりした乗り心地だと思います。
柔らかいソフトな座り心地を求めるとなると、イグニスではないかもしれませんね。

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初めてのマイルドハイブリッドエンジンを体感

試乗して、そして走り出してみて思ったのは、ハイブリッド感をあまり感じない、ということでした。
しかしそれは私が今までハイブリッドをちゃんと理解していなかった、ということなんだと分かりました。

走り始めると、エンジンをふかす音などは普通で、坂を上っていくときのエンジン音も特に静かという感じはしませんでしたが、それを私はハイブリッド車っぽくない、と思ったのです。

そこで、一緒に乗ってくださった営業さんに聞いてみると、メーター横の表示を切り替えて、今がどういう状態なのか、モーターの力を使っているのか、エンジンだけで走っているのか、充電しているのか、というのが分かるようにしてもらいました。
ここでようやく、イグニスのマイルドハイブリッドというハイブリッドのシステムが、走りはじめはモーターの力を使っていることが分かったのですが、しかしその後すぐエンジンだけで走っているということでした。

スズキ・新型イグニス メーター

スズキ・新型イグニス メーター

アクセルを坂道で踏む時なども、モーターの力を使っていることを見ることができました。
マイルドハイブリッドに関する詳しい説明は後でまた別の項で書きますが、とりあえずイグニスで採用されているハイブリッドが、燃費を良くし、そして要所要所で走りを軽快にしているんだということは感じる事ができました。

そして走りもしっかりしているし、パワーのある走りをする、とも感じました。

また、車内の音ということに関して付け加えるならば、アイドリングストップ時からのエンジンの再始動の時の音が静かだな、と感じました。
イグニスにはアイドリングストップが基本的に設定されていますが、少しのタイミングでもすぐアイドリングストップをするので、試乗している間にトータル7分程アイドリングストップをしていました。
その分何回もエンジンを止めて、始動して、を繰り返したのですが、エンジンをかける音がしませんでしたね。
もちろん最初にエンジンをかける時は音がしたので、アイドリングストップ時からの再始動時には、音があまりしないように、設定しているようでした。

メーターが独特

試乗して目を引いたのは、メーターの形が新しいということでした。
メーター部分が新しいデザインというより、メーター自体のデザインが新しいと感じたのです。
ゼロが一番下にあるようなメーターは初めて見ました。

スズキ・新型イグニス メーター

スズキ・新型イグニス メーター

今までの車はどのメーカーでもゼロが左下だと思うのですが、この形はとても斬新に感じました。
スピードが出ていく時には、一瞬見慣れない為に不思議な感じがしました。
また、とてもシンプルなメーターだとも感じました。

ハイブリッド車で連想するような、最近よくある、運転状況をLEDや色の違いなどで教えてくれるような派手なメーターではありませんでした。
回転数とスピード以外には、正面ではエコ運転、アイドリングストップ、そしてモーターの充電など、必要なものだけ表示し、その上で、右側の液晶画面で必要な情報をプラスしてお知らせする、という設計になっています。
最低限の情報を確実に分かり易く、という印象でした。
必要なものが見やすいので私はこれでもいいのかな、と思いましたが、好き嫌いはあるかもしれません。
ちなみに、スピードメーターの上の飾りは、運転席に座っているとハンドルが邪魔で見ることは出来ませんでした。

今回の試乗車は、実は4WDでした。
4WD車をこれまで運転したことがなかったので、試乗車が4WD車と聞いて少し心配だったのですが、運転してみると以外にも2WD車と違和感は感じませんでした。
4WD車の場合は、カーブの時に内輪差や外輪差があるということでしたが、それもあまり感じませんでした。
ただ普段、街乗りだけで使用する人なら、わざわざ4WD車を選ぶ必要はないかと思いました。

スズキ・新型イグニス  HYBRID MZ 4WD

スズキ・新型イグニス  HYBRID MZ 4WD

今回試乗した【イグニス】のスペック
車名 イグニス メーカー名 スズキ
グレード名 HYBRID MZ 4WD 車両重量 920kg
発売日 2016年2月18日
ニューモデル
全長×全幅×全高 3700×1660×1595mm
乗車定員 5人乗り ホイールベース 2435mm
排気量 1242cc 最小回転半径 4.7m
駆動方式 4WD 最高出力
(kW[PS]/rpm)
67[91]/6000
ミッション 8AT 最大トルク
(N・m[kgf・m]/rpm)
118[12]/4400
燃料 レギュラー エンジン 水冷直列4気筒DOHC16バルブ+モーター
JC08モード燃費 25.4km/L 型式 DAA-FF21S
現行モデル発売 2016年2月~
[初代]
タイヤサイズ 175/60R16 82H
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和知 まりあ

和知 まりあ認定ライター

投稿者プロフィール

30代 女性 神奈川県在住

猫好きの運転好きの30代晴れおんなです。いろんな車に乗るのが好きで、カーシェアーにも登録しました!

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コメント

    • きゃらかーん
    • 2016年 4月 20日

    現在イグニス購入を検討しています。
    この色の内装を実際に見てみたいのですが、
    どこのディーラーか教えて頂けませんか?
    よろしくお願いします。

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