Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/ffactory3/car-review.net/public_html/wp-includes/post-template.php on line 284

ジープ・新型ラングラー試乗レビュー 総評 ジープに進めぬ道無し(6/6)

ジープは厳密にはSUV(スポーツ多目的車)というより、CCV(クロスカントリー車)という方が相応しいかもしれません。
かつての事を思えばだいぶマイルドにはなりましたが元々は軍用の万能オフロード車、やはり乗りこなすにはクロスオーバーSUVのようにはいかない部分もあるかと思います。

しかし、正真正銘、本家本元「ジープ」の名を冠したSUVのオーナーになるというのは、他のどのSUVとも違う格別な思いがあるのではないでしょうか?

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport 試乗車

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport 試乗車

さて、今回も5段階評価に参りましょう。

外観5

毎度のことながら外観というのは主観も入るので、どう評価を付けるかは色々難しい所がありますが、ジープというネームバリューと某国産軽自動車4WDのアクセサリーにジープをモチーフにしたフェイスキットがあるように、誰が見ても一目でジープとわかるこの外観はSUVの究極を求める人には憧憬すらあるようです。

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport 外観

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport 外観

内装4

何分趣味性の強い部分もあるため、質感は二の次三の次という潔さと言えば聞こえはいいですが、よくも悪しくも大雑把で大味なアメリカンクオリティである事は否めませんが、SUVというより本格的クロカン4WDとして割り切ってしまえば、水濡れや汚れにも強い合理的な内装でしょう。

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport 内装

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport 内装

走り5

発進時からの強大なトルクはまさにアメリカ車ならではのものでしょう。
直4の2.0Lながら1.8tに達する車重をものともしない力強さです。
また高い走破性は水深70cmの冠水路も走行可能だそうで、相次ぐ自然災害に備えて豪雪や水害から脱出するために備えてジープを選ぶ人も少なからずいるようです。

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport シフトレバー

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport シフトレバー

スポンサーリンク

エンジン5

アメリカ車と言えば大排気量のV8OHVエンジンでドロドロと言っていたのも最早過去の話、近年はダウンサイジングが進みDOHCヘッドを採用するアメリカ車も多くなってきました。
ジープも多分に漏れずV6の3.6Lと直4ダウンサイジングターボ2Lとなっています。しかしパワーもトルクもかつてのV8エンジン並みの数値を叩き出しており、一見保守的に見えて技術革新を巧みに取り入れています。

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport エンジンルーム

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport エンジンルーム

乗り心地4

実は、乗り心地は思ったより悪くありません。
しいて言えば一般的な乗用車より少し路面の凹凸を拾いやすいくらいでしょうか。サスペンションも程よくストロークしてくれるので不快な揺れは感じませんでした。
慣れてしまえば、むしろロングドライブでは快適なのではとさえ思える乗り心地です。

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport タイヤホイール

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport タイヤホイール

安全装備3

サイドエアバッグ、スタビリティコントロールは一通りそろっていますが、衝突回避システムに関しては不十分といったところでしょうか。
むしろ基本設計が第二次大戦時のクルマをここまでアップデートして現代の交通事情が求める安全基準に最低限合わせているだけでも大したものかもしれません。

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport 運転席まわり

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport 運転席まわり

燃費3

これはもう、仕方ないかもしれません。
しかし車重が1.8tを超える車体を2.0LエンジンでひぱってJC08モード11.5km/L、実燃費で1L当たり7~8kmは走るというのはまずまずの燃費でしょう。今や、アメリカ車と言えどもガソリン大食いが許される時代ではないようです。

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport エンジン

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport エンジン

価格4

価格は2ドアのSportが459万円、今回試乗したアンリミテッドSportが494万円、最上位グレードのアンリミテッドサハラランチエディションが530万円から、クロスオーバーSUVではなく本格的なオフロード走行を前提としたクロカンSUVでありジープというネームバリューを考えると妥当なものではないでしょうか。
ちなみにかつてジープをライセンス生産していた三菱のパジェロが約340万円から、トヨタランドクルーザーに至っては約470万円から、グレードによってはほとんど価格に差はありません。

総合評価5

アメリカ車と言っても日本での取り回しに困らない程度の大きさでアメリカ車らしさを感じるクルマだと思います。
万人受けはしませんが、明確にクロカンSUVが欲しいという人には自信をもって勧められる一台です。
また、誰もが「ジープ」と聞いて真っ先に思い浮かべる、あのフォルムとフロントマスク、スポーツカーの好きな人がヨーロッパ製のスポーツカーを所有するのと同様、SUVやクロカン車が好きな人がアメリカのジープを所有するというのは特別な意味合いがあり、所有する悦びもまた格別の思いがある事ではないでしょうか。

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport 外観

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport 外観

満足度評価
【ジープ・ラングラーUnlimited Sport】
総合評価 ★★★★★
外観 ★★★★★ 乗り心地 ★★★★☆
内装 ★★★★☆ 安全装備 ★★★☆☆
エンジン ★★★★★ 燃費 ★★★☆☆
走り ★★★★★ 価格 ★★★★☆

最初の記事

Facebook コメント
あなたの愛車にとんでもない価値があるかも!

古い年式でも、走行距離が10万キロ以上のクルマであっても意外な値段で売れることがよくあります。今乗っているクルマにこの値段が付くのであれば、新型に乗り換えたいな…ってなるかもしれません。

是非一度、ネットで無料一括査定をしてみることをおすすめします。

大手を含む100社以上の車買取業者から、最大10社に無料一括査定依頼

あなたのラングラーを1万円でも高く売りたい方へ

ディーラーに下取りを出すと損します。あなたが今お乗りのラングラーを少しでも高く売るには、中古車一括査定サイトを利用するのがベスト。車両にもよりますが、平均するとディーラーの下取り額よりも数十万円高く売却することが可能です。

ディーラーよりもかなり高く売れる理由はカンタン。複数の中古車買取専門業者が競争するからです。こういった業者は10年以上乗った車でもバラしてパーツにして輸出したりして売るので、かなり古い車でも買取してもらえます。ディーラーだと逆に廃車費用を取られてしまいますが・・・。

新車の試乗や商談に行く前にまずは今乗っているお車の価値を把握しておくのも大切です。相場がわからないと相手(ディーラーの営業マン)のペースで商談が進んでしまいます。

そういった意味でも、次のお車を検討している方は、まず、今乗っている車を査定してもらいましょう。もちろん、以下に記した中古車一括査定サイトから申し込めば、査定は無料です。

査定の申込みは数分で完了します。今すぐお試しください。以下がおすすめの中古車一括査定サイトです。

ここでは6つ紹介しましたが、それぞれの一括査定サイトに参加している買取専門業者は異なるので、出来るだけ複数のサイトで査定申込みをしてみましょう。

状態の良い中古車をお探しの方へ

ネットで簡単に探せますよ。以下からどうぞ。

ラングラーの自動車保険を見直し検討している方へ

以下の一括見積サイトがおすすめです。比較検討して一番安く条件の良い自動車保険を探しましょう!

事故車を売却するなら・・・
廃車を売却するなら・・・
ドライバー必携のクレジットカード・ETCカード
  • イオンカード(WAON一体型) がおススメです。入会金・年会費無料!ETCカードも発行・年会費無料、クレジットカードと同時に申し込めます。
  • ENEOSカード はドライバーズNo.1カードです。ガソリン1リットルあたり最大7円引き。最大3%還元。年1回の利用で年会費無料。初年度年会費は無料。24時間365日全国ロードサービス!
新車を購入検討している方へ

オートックワンの新車見積もりサイトは、希望しない訪問は一切ないので安心して利用できます。手続きは1分で完了、複数の車種の見積り依頼で徹底的に比較できます。

ラングラーを自分でガラスコーティングしたい方へ

ピカピカレイン プレミアム という滑水性のガラスコーティング剤がおススメです。女性の方でも簡単に施工できますよ。

ネットでラングラーの車検予約したい方へ

車検一括見積がおすすめです。一番安く済む車検店舗を探しましょう!

スポンサーリンク

天上院 聖璃華認定ライター

投稿者プロフィール

40代 男性

愛車は1973年型トヨタセリカLB2000GTと1969年型スバル360スーパーDXを所有する無類の旧車マニア。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

在宅ライター募集中!

クルマ好きの方からのご応募をお待ちしております。 詳細はこちらをどうぞ。

新しいレビュー記事

  1. ジープ・ラングラー
    ジープは厳密にはSUV(スポーツ多目的車)というより、CCV(クロスカントリー車)という方が相応しい…
  2. ジープ・ラングラー
    おそらくクルマに興味のない人にでも車名と外観が一致する数少ない一台ではないでしょうか。 ある一定の…
  3. ジープ・ラングラー
    前述の通り、ジープ・新型ラングラーアンリミテッドSportのエンジンはV型4気筒DOHCエコターボ1…
  4. ジープ・ラングラー
    さて、お楽しみの試乗ですが、ある意味このクルマもスポーツカーと同様、「極限の状況下で使われることが前…
  5. ジープ・ラングラー
    さて、ジープラングラーの内装は冒頭からこんな事を言うのもどうかとは思いますが、もしジープの購入を検討…
  6. ジープ・ラングラー
    今回、ご紹介するクルマは去る2018年11月にフルモデルチェンジしたクライスラーのSUVジープラング…
  7. トヨタ・新型カローラスポーツ
    おそらく、クラウンと並んでカローラもまた、トヨタ車の中で最も開発者が頭を悩ませる商品なのかもしれませ…
  8. トヨタ・新型カローラスポーツ
    クラウンの試乗レビューでも触れましたが、トヨタの有名なスローガン「80点+α主義」を最初に掲げたクル…
  9. トヨタ・新型カローラスポーツ
    トヨタがハイブリッド車プリウスを発売して早21年、当時は街中をプリウスで走ってるとまるでスーパーカー…
  10. トヨタ・新型カローラスポーツ
    さてお楽しみの試乗インプレッションですが、まずはEVモードを試してみようと思ったもののハイブリッド用…
ページ上部へ戻る