ジープ・新型ラングラー試乗レビュー 総評 ジープに進めぬ道無し(6/6)

ジープは厳密にはSUV(スポーツ多目的車)というより、CCV(クロスカントリー車)という方が相応しいかもしれません。
かつての事を思えばだいぶマイルドにはなりましたが元々は軍用の万能オフロード車、やはり乗りこなすにはクロスオーバーSUVのようにはいかない部分もあるかと思います。

しかし、正真正銘、本家本元「ジープ」の名を冠したSUVのオーナーになるというのは、他のどのSUVとも違う格別な思いがあるのではないでしょうか?

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport 試乗車

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport 試乗車

さて、今回も5段階評価に参りましょう。

外観5

毎度のことながら外観というのは主観も入るので、どう評価を付けるかは色々難しい所がありますが、ジープというネームバリューと某国産軽自動車4WDのアクセサリーにジープをモチーフにしたフェイスキットがあるように、誰が見ても一目でジープとわかるこの外観はSUVの究極を求める人には憧憬すらあるようです。

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport 外観

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport 外観

内装4

何分趣味性の強い部分もあるため、質感は二の次三の次という潔さと言えば聞こえはいいですが、よくも悪しくも大雑把で大味なアメリカンクオリティである事は否めませんが、SUVというより本格的クロカン4WDとして割り切ってしまえば、水濡れや汚れにも強い合理的な内装でしょう。

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport 内装

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport 内装

走り5

発進時からの強大なトルクはまさにアメリカ車ならではのものでしょう。
直4の2.0Lながら1.8tに達する車重をものともしない力強さです。
また高い走破性は水深70cmの冠水路も走行可能だそうで、相次ぐ自然災害に備えて豪雪や水害から脱出するために備えてジープを選ぶ人も少なからずいるようです。

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport シフトレバー

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport シフトレバー

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エンジン5

アメリカ車と言えば大排気量のV8OHVエンジンでドロドロと言っていたのも最早過去の話、近年はダウンサイジングが進みDOHCヘッドを採用するアメリカ車も多くなってきました。
ジープも多分に漏れずV6の3.6Lと直4ダウンサイジングターボ2Lとなっています。しかしパワーもトルクもかつてのV8エンジン並みの数値を叩き出しており、一見保守的に見えて技術革新を巧みに取り入れています。

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport エンジンルーム

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport エンジンルーム

乗り心地4

実は、乗り心地は思ったより悪くありません。
しいて言えば一般的な乗用車より少し路面の凹凸を拾いやすいくらいでしょうか。サスペンションも程よくストロークしてくれるので不快な揺れは感じませんでした。
慣れてしまえば、むしろロングドライブでは快適なのではとさえ思える乗り心地です。

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport タイヤホイール

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport タイヤホイール

安全装備3

サイドエアバッグ、スタビリティコントロールは一通りそろっていますが、衝突回避システムに関しては不十分といったところでしょうか。
むしろ基本設計が第二次大戦時のクルマをここまでアップデートして現代の交通事情が求める安全基準に最低限合わせているだけでも大したものかもしれません。

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport 運転席まわり

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport 運転席まわり

燃費3

これはもう、仕方ないかもしれません。
しかし車重が1.8tを超える車体を2.0LエンジンでひぱってJC08モード11.5km/L、実燃費で1L当たり7~8kmは走るというのはまずまずの燃費でしょう。今や、アメリカ車と言えどもガソリン大食いが許される時代ではないようです。

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport エンジン

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport エンジン

価格4

価格は2ドアのSportが459万円、今回試乗したアンリミテッドSportが494万円、最上位グレードのアンリミテッドサハラランチエディションが530万円から、クロスオーバーSUVではなく本格的なオフロード走行を前提としたクロカンSUVでありジープというネームバリューを考えると妥当なものではないでしょうか。
ちなみにかつてジープをライセンス生産していた三菱のパジェロが約340万円から、トヨタランドクルーザーに至っては約470万円から、グレードによってはほとんど価格に差はありません。

総合評価5

アメリカ車と言っても日本での取り回しに困らない程度の大きさでアメリカ車らしさを感じるクルマだと思います。
万人受けはしませんが、明確にクロカンSUVが欲しいという人には自信をもって勧められる一台です。
また、誰もが「ジープ」と聞いて真っ先に思い浮かべる、あのフォルムとフロントマスク、スポーツカーの好きな人がヨーロッパ製のスポーツカーを所有するのと同様、SUVやクロカン車が好きな人がアメリカのジープを所有するというのは特別な意味合いがあり、所有する悦びもまた格別の思いがある事ではないでしょうか。

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport 外観

新型ジープ・ラングラー アンリミテッドSport 外観

満足度評価
【ジープ・ラングラーUnlimited Sport】
総合評価 ★★★★★
外観 ★★★★★ 乗り心地 ★★★★☆
内装 ★★★★☆ 安全装備 ★★★☆☆
エンジン ★★★★★ 燃費 ★★★☆☆
走り ★★★★★ 価格 ★★★★☆

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天上院 聖璃華認定ライター

投稿者プロフィール

40代 男性

愛車は1973年型トヨタセリカLB2000GTと1969年型スバル360スーパーDXを所有する無類の旧車マニア。

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