トヨタ・新型カローラスポーツ試乗レビュー 当たり前となったハイブリッド(4/6)

トヨタがハイブリッド車プリウスを発売して早21年、当時は街中をプリウスで走ってるとまるでスーパーカーが走っているかのように注目されたという話を聞いたのも今は昔、最早路上でハイブリッド車やPHV車が走っていて、充電設備のある駐車場で充電ケーブルを差し込んで駐車している光景も珍しくなくなりました。

トヨタが何故初代プリウスを、ミニバンでもワゴンでもなくトラディショナルな4ドアセダンで出したのかは、一説には「ハイブリッドカーが特別なクルマではなく何処にでもある、ごく普通のありふれたクルマになって欲しい」という願いからという話を聞いた事があります。
燃料電池車のミライも3ボックス4ドアセダンなので、そういう意味合いが込められているのかもしれません。

プリウスからクラウンエスティマカムリとハイブリッドの対象モデルを広げ、ついにカローラハイブリッドが当たり前のように路上を走ってる今、いよいよトヨタの目指したハイブリッドが当たり前の時代がやってきたということでしょう。

トヨタ・新型カローラスポーツ ハイブリッドGZ エンジンルーム

トヨタ・新型カローラスポーツ ハイブリッドGZ エンジンルーム

ハイブリッドモデルは1.8Lエンジン最高出力72kw(98PS)、最大トルク142N・m(14・5kgm・m)と交流モーター最高出力52kw(72PS)、最大トルク163N・m(16.6kgf・m)の組み合わせで燃費は公称値約30km/L前後(!)、実際の数値が7~8掛けとしても22~23km近くは走るという経済性は燃料費が高騰している今非常にありがたい話でしょう。

ガソリンモデルは1.2L直噴ターボ、今時のエコターボにより最高出力85kw(116PS)/5200~5600rpm、最大トルク185N・m(18.9kgf・m)と、昔のコロナ、カリーナクラスのパワーを持ちながらCVTを介し燃費はリッターあたり16.4km、実燃費では12kmいくのではないでしょうか。

ちょっと前まではこのくらいのスペックのクルマでは頑張って低燃費走行して10kmにも届かず、一方で低燃費を売りにしているクルマは質感も操縦性も軽すぎて安定感が無かった事を思うと、大したものです。

またCVTモデルは、パドルシフト付き(GXはオプション)10段変速MTモード、ガソリン仕様GZには6速MTを設定、とにかくクルマはMT!という「走り屋」は勿論、インテリジェントMTにより、発進時、シフトチェンジ時にエンジン回転数をアシスト、教習所を出てからMTに乗った事が無い、昔はMTに乗っていたけどブランクがあってバシバシシフトチェンジを決める事が出来るかどうか自信が無いという方で、MTをもう一度操ってみたいという方でもMTを親しみやすい物にしています。
なんとリアサスペンションはダブルウィッシュボーンサスペンションをを奢るなど、走りに関してもスポーツの名に恥じない物になっています。

トヨタ・新型カローラスポーツ ハイブリッドGZ エアバッグ

トヨタ・新型カローラスポーツ ハイブリッドGZ エアバッグ

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カローラと言えども、安全装備に抜かりはありません。
車線のはみだしを防止するレーントレーシングサポート、渋滞時の追突を防止する車間距離制御、勿論歩行者検知機能付きプリクラッシュセーフティブレーキとオートマチックハイビームも標準装備となっています。

トヨタ・新型カローラスポーツ ハイブリッドGZ 緊急ボタン

トヨタ・新型カローラスポーツ ハイブリッドGZ 緊急ボタン

豊田章男社長が盛んに口にする「つながる」「CONNECT」、カローラスポーツにもT-CONNECT対応通信機DCMを全車標準装備、ディーラーオプションのT-CONECT対応ナビを装着し、販売店でT-CONECT利用開始手続きをすませば、T-CONECTが利用開始できます。
オペレーターを呼び出し、ナビの設定から目的地の設定、レストランの検索までドライバーに代わってオペレーターが全て操作、検索を一任することが出来ます。また、事故時や急病時も自動もしくは緊急ボタンによるSOS連絡でオペレーターにつなぎ救急車や警察への連絡等も手配も口頭のみでする事が出来ます。

最早「所詮カローラ」というのは過去の物となったと言って良いでしょう。

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天上院 聖璃華認定ライター

投稿者プロフィール

40代 男性

愛車は1973年型トヨタセリカLB2000GTと1969年型スバル360スーパーDXを所有する無類の旧車マニア。

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