ハイブリッド技術で世界を牽引してきたトヨタが、万を持して送りだした近未来カー。
実は先代モデルにもPHVは設定されていたのだが、価格差や、EV走行距離の短さが災いして累計で2万台程度しか売れなかった。
今回はベースのプリウスがフルモデルチェンジで様々な武器を手に入れ、クラスアップしたこともあり、高級車需要をうまく拾えているようだ。
初月に1万2500台を受注する好調な滑り出しの要因を探るため、試乗を行ってきた。
エクステリアデザインについて
私は、普通のプリウスの顔がどうにも好きになれない。
もうデザインを諦めたようにしか見えない。リアも同等だ。
しかしプリウスPHVのデザインは違う。むしろかっこいいとさえ思う。
特にLEDヘッドライトをあえて強調した目つきが端正に思える。
新プラットフォームTNGAの恩恵は凄まじく、運動性能の向上はもちろんのこと、デザインにおいてもローアンドワイドなプロポーションに一役買っている。
それにPHVはプリウスよりも10センチ程度全長が伸ばされている。どの角度からもデザインの破綻はなく、本気で世界に勝負する意気込みが感じられた。
インテリアデザイン
とにかく目を引くのが11.6インチのタブレット状のディスプレイである。
ナビはもちろんのこと、エアコン、オーディオ、テレビ、車両情報等、メーター以外のすべての情報、操作系統を集中している。
これによりインパネの物理ボタンはほぼ排除されている。
頻繁に使うオーディオの音量ボタンとエアコンの温度ボタン以外は見当たらない。
また、このボタンもタッチセンサーとなっており、未来感の演出に一役買っている。
ただし、インテリアの質感は決して高くはない。
全体的にプラスチッキーで、特にセンターコンソールは配膳トレイかと思うほど不格好である。
ソフトパットや驚くような素材を使用しているわけでもない。何よりも未来感の演出としてはとても弱い様に思う。
言ってみれば今までの車のボタンを画面に集中させた「だけ」なのだ。
BMWi3などは、シフトノブがハンドル右手についていたり、インパネ素材に本物の「木」を使用していた。
未来を想像させるには少々驚きが少ないように思った。
なんとも最悪なのがステアリングである。一応3本スポークなのであるが4本スポークの様に不格好でカッコ悪い。スポーティ感も高級感も未来感も感じない。
走行性能
プリウスPHVの主な動力源は電気=モーターである。
そのことから、走行モードに関わらず、鋭い立ち上がり、圧倒的なトルク、感動的な静粛性を兼ね添えている。
サスペンションのセッティング今までのトヨタとは違い、程よく柔らかい。わざとマンホールを狙って走行してみたが、いなし方が素晴らしい。バッテリー等の重量が良い方向に作用している。
コーナリング性能は少し鈍い。こちらは重さが悪い方向に作用している。
常にアンダーステアが強めに出て全くコーナリング中にアクセルを踏む気にはなれず、ただただハンドルを握りしめる結果となった。
今回の試乗車が標準よりも更に扁平な18インチを装着していたのだが、上記の様な結果となった。
コーナリング性能は期待しないほうが良いかも知れない。シートの出来は標準で良くも悪くもない。
サイドのサポートが甘くコーナリング中の姿勢は安定しない。
プリウスPHV基本性能まとめ
今回は主に車の基本性能についてお伝えした。
全体のデザインはまとまっており、ひと目見て新しい車だと認識できるアイコン性をしっかりと与えられている。
やはりトヨタはこのあたりが上手である。
その一方で車の基本性能についてはまだまだドイツ勢には程遠く、国産の走り自慢のライバルにも大きく遅れを取っている様に感じる。税抜き302万円からの車にしては上出来かもしれないが。
もしかすると、トヨタとしてはそのようなユーザーは最初からターゲットにしていないのかもしれない。
基本性能の煮詰めには莫大なコストが掛かる割にカタログ栄えしない。
プリウスPHVのように、目に見えるインパネ部分などにに今までとは明らかに違うインパクトを与えるほうが手っ取り早く販売に結びつく。そういったというマーケティングを否定する気はない。
ただ、今回新調したTNGAプラットホームの出来が良く、またリアにコスト高のダブルウィッシュボーンをおごってもらったにも関わらず、この程度の出来で発表してしまう事がとても残念に思う。
あなたの愛車にとんでもない価値があるかも!
古い年式でも、走行距離が10万キロ以上のクルマであっても意外な値段で売れることがよくあります。今乗っているクルマにこの値段が付くのであれば、新型に乗り換えたいな…ってなるかもしれません。
是非一度、ネットで無料一括査定をしてみることをおすすめします。
→ 大手を含む100社以上の車買取業者から、最大10社に無料一括査定依頼
あなたのプリウスPHVを1万円でも高く売りたい方へ
ディーラーに下取りを出すと損します。あなたが今お乗りのプリウスPHVを少しでも高く売るには、中古車一括査定サイトを利用するのがベスト。車両にもよりますが、平均するとディーラーの下取り額よりも数十万円高く売却することが可能です。
ディーラーよりもかなり高く売れる理由はカンタン。複数の中古車買取専門業者が競争するからです。こういった業者は10年以上乗った車でもバラしてパーツにして輸出したりして売るので、かなり古い車でも買取してもらえます。ディーラーだと逆に廃車費用を取られてしまいますが・・・。
新車の試乗や商談に行く前にまずは今乗っているお車の価値を把握しておくのも大切です。相場がわからないと相手(ディーラーの営業マン)のペースで商談が進んでしまいます。
そういった意味でも、次のお車を検討している方は、まず、今乗っている車を査定してもらいましょう。もちろん、以下に記した中古車一括査定サイトから申し込めば、査定は無料です。
査定の申込みは数分で完了します。今すぐお試しください。以下がおすすめの中古車一括査定サイトです。
ここでは6つ紹介しましたが、それぞれの一括査定サイトに参加している買取専門業者は異なるので、出来るだけ複数のサイトで査定申込みをしてみましょう。
状態の良い中古車をお探しの方へ
ネットで簡単に探せますよ。以下からどうぞ。
プリウスPHVの自動車保険を見直し検討している方へ
以下の一括見積サイトがおすすめです。比較検討して一番安く条件の良い自動車保険を探しましょう!
事故車を売却するなら・・・
廃車を売却するなら・・・
ドライバー必携のクレジットカード・ETCカード
- イオンカード(WAON一体型) がおススメです。入会金・年会費無料!ETCカードも発行・年会費無料、クレジットカードと同時に申し込めます。
- ENEOSカード はドライバーズNo.1カードです。ガソリン1リットルあたり最大7円引き。最大3%還元。年1回の利用で年会費無料。初年度年会費は無料。24時間365日全国ロードサービス!
新車を購入検討している方へ
オートックワンの新車見積もりサイトは、希望しない訪問は一切ないので安心して利用できます。手続きは1分で完了、複数の車種の見積り依頼で徹底的に比較できます。
プリウスPHVを自分でガラスコーティングしたい方へ
ピカピカレイン プレミアム という滑水性のガラスコーティング剤がおススメです。女性の方でも簡単に施工できますよ。
ネットでプリウスPHVの車検予約したい方へ
車検一括見積がおすすめです。一番安く済む車検店舗を探しましょう!
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。