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トヨタ・新型プリウスPHV試乗 進化した近未来カー(1/5)

ハイブリッド技術で世界を牽引してきたトヨタが、万を持して送りだした近未来カー。
実は先代モデルにもPHVは設定されていたのだが、価格差や、EV走行距離の短さが災いして累計で2万台程度しか売れなかった。
今回はベースのプリウスがフルモデルチェンジで様々な武器を手に入れ、クラスアップしたこともあり、高級車需要をうまく拾えているようだ。
初月に1万2500台を受注する好調な滑り出しの要因を探るため、試乗を行ってきた。

トヨタ・プリウスPHV 試乗車

トヨタ・プリウスPHV 試乗車(ネッツトヨタ南海特別仕様車/モデリスタのエアロ・アルミ装着)

エクステリアデザインについて

私は、普通のプリウスの顔がどうにも好きになれない。
もうデザインを諦めたようにしか見えない。リアも同等だ。
しかしプリウスPHVのデザインは違う。むしろかっこいいとさえ思う。

特にLEDヘッドライトをあえて強調した目つきが端正に思える。
新プラットフォームTNGAの恩恵は凄まじく、運動性能の向上はもちろんのこと、デザインにおいてもローアンドワイドなプロポーションに一役買っている。
それにPHVはプリウスよりも10センチ程度全長が伸ばされている。どの角度からもデザインの破綻はなく、本気で世界に勝負する意気込みが感じられた。

トヨタ・プリウスPHV リヤ

トヨタ・プリウスPHV リヤ

インテリアデザイン

とにかく目を引くのが11.6インチのタブレット状のディスプレイである。
ナビはもちろんのこと、エアコン、オーディオ、テレビ、車両情報等、メーター以外のすべての情報、操作系統を集中している。

トヨタ・プリウスPHV 縦型センターディスプレイ(11.6インチ)

トヨタ・プリウスPHV 縦型センターディスプレイ(11.6インチ)

これによりインパネの物理ボタンはほぼ排除されている。
頻繁に使うオーディオの音量ボタンとエアコンの温度ボタン以外は見当たらない。
また、このボタンもタッチセンサーとなっており、未来感の演出に一役買っている。

ただし、インテリアの質感は決して高くはない。
全体的にプラスチッキーで、特にセンターコンソールは配膳トレイかと思うほど不格好である。
ソフトパットや驚くような素材を使用しているわけでもない。何よりも未来感の演出としてはとても弱い様に思う。
言ってみれば今までの車のボタンを画面に集中させた「だけ」なのだ。

BMWi3などは、シフトノブがハンドル右手についていたり、インパネ素材に本物の「木」を使用していた。
未来を想像させるには少々驚きが少ないように思った。
なんとも最悪なのがステアリングである。一応3本スポークなのであるが4本スポークの様に不格好でカッコ悪い。スポーティ感も高級感も未来感も感じない。

トヨタ・プリウスPHV ステアリング

トヨタ・プリウスPHV ステアリング

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走行性能

プリウスPHVの主な動力源は電気=モーターである。
そのことから、走行モードに関わらず、鋭い立ち上がり、圧倒的なトルク、感動的な静粛性を兼ね添えている。
サスペンションのセッティング今までのトヨタとは違い、程よく柔らかい。わざとマンホールを狙って走行してみたが、いなし方が素晴らしい。バッテリー等の重量が良い方向に作用している。

コーナリング性能は少し鈍い。こちらは重さが悪い方向に作用している。
常にアンダーステアが強めに出て全くコーナリング中にアクセルを踏む気にはなれず、ただただハンドルを握りしめる結果となった。

今回の試乗車が標準よりも更に扁平な18インチを装着していたのだが、上記の様な結果となった。
コーナリング性能は期待しないほうが良いかも知れない。シートの出来は標準で良くも悪くもない。
サイドのサポートが甘くコーナリング中の姿勢は安定しない。

トヨタ・プリウスPHV 18インチタイヤ

トヨタ・プリウスPHV 18インチタイヤ

プリウスPHV基本性能まとめ

今回は主に車の基本性能についてお伝えした。
全体のデザインはまとまっており、ひと目見て新しい車だと認識できるアイコン性をしっかりと与えられている。
やはりトヨタはこのあたりが上手である。

その一方で車の基本性能についてはまだまだドイツ勢には程遠く、国産の走り自慢のライバルにも大きく遅れを取っている様に感じる。税抜き302万円からの車にしては上出来かもしれないが。

もしかすると、トヨタとしてはそのようなユーザーは最初からターゲットにしていないのかもしれない。
基本性能の煮詰めには莫大なコストが掛かる割にカタログ栄えしない。
プリウスPHVのように、目に見えるインパネ部分などにに今までとは明らかに違うインパクトを与えるほうが手っ取り早く販売に結びつく。そういったというマーケティングを否定する気はない。

ただ、今回新調したTNGAプラットホームの出来が良く、またリアにコスト高のダブルウィッシュボーンをおごってもらったにも関わらず、この程度の出来で発表してしまう事がとても残念に思う。

トヨタ・プリウスPHV 右サイド

トヨタ・プリウスPHV 右サイド

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べす認定ライター

投稿者プロフィール

30代 男性 大阪府在住

車大好きです。30歳にして13台の車をのってきました。

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