トヨタ・新型プリウスPHV試乗 プリウスPHV・アウトランダーPHEV買うならどっち?(5/5)

プリウスPHVの試乗レポートの締めくくりとして、アウトランダーPHEVとの比較をしてみる。
個人的な見解となるがよろしければ参考にして頂きたい。

トヨタ・プリウスPHV/三菱・アウトランダーPHEV

トヨタ・プリウスPHV/三菱・アウトランダーPHEV

パワーと性格

プリウスPHV

プリウスPHVには走行用モーターと、発電をメインとする補助的ジェネレーターの二つのモーターが搭載され、2PS/31PSの出力と、16.6kgf•m/4•1kgf•mのトルクを発生させる。

アウトランダーPHEV

一方アウトランダーには出力をメインとしたモーターが2基搭載されている。
82PS/82PSという出力と14.0kgf•m/19.9kgf•mというビッグトルクを発生させている。合計とは言え40kgf•mというトルクはガソリン車でいうとだいたい3200~3600ccに相当する。

モーターだけの特性を並べるとプリウスが見劣りするが、両車の考え方の違いが現れている。
PHV及びPHEVはEVへシフトする過渡期の車と言われている。プリウスはHVを少しEVよりにした車で、アウトランダーはEVを少しEVよりにした車なのである。

つまり、プリウスはアウトランダーよりもモーター出力も電池容量も少なく抑えて、価格の上昇をうまく抑えている。
普通のプリウス自体の燃費性能が良いのでそこまで電力装置を装備しなくても十分に擬似的なEVライフを提供できると考えているわけだ。
その証拠にエンジンが積極的にアシストに入るシーンが見受けられる。チャージモードに関してはエンジンメインで走行する。またそのために変速機(CVT)も装備している。
電池に頼りすぎて車両価格が上がるより、場合によっては十分低燃費なHV性能を使用するほうが良いという判断なのだろう。

アウトランダーの基本はEVである。エンジンは主に発電にだけ利用する。
その証拠に、変速機はあるものの、5速相当に固定されている。EVが苦手とする高速走行等でのみエンジンでの走行を行うのが理想という考えだ。

車としての性能

プリウスPHV

プリウスPHVは乱暴に言ってしまえば電池容量の増えたプリウスだ。
車としての機構が変わるわけでもなく、特別な装置を持っているわけではない。新プラットフォームとリアのダブルウィッシュボーンという大きな武器を手に入れた車体は、今までとは別格の乗り心地を提供している。

その一方で軽量化はおろそかにされている印象である。
とにかくコーナリングにストレスが溜まる。町中をゆったり走るにはちょうどよいかもしれないが、そうなるとモーターのトルクが持ち腐れになるような気がする。

アウトランダーPHEV

アウトランダーPHEVには三菱がいままで培ってきた技術が盛り込まれている。
特筆すべきはS-AWDと称される電子制御技術だ。これはランサーエボリューションに盛り込まれた技術である。ランサーでは一つのエンジンから4輪に配分していたパワーを、アウトランダーは2基のモーターから供給している。オンロードでは驚くほどの旋回性能を見せつけ、高速域では直進安定性に寄与、ラフロードでのトラクション確保に一役買っている。

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どちらを買うべきか?

まず、プリウスとアウトランダーにはエントリーモデルで30万程度の差がある。
ただし、アウトランダーの最廉価グレードには衝突防止装置がなく、プリウスの最廉価には売りであるナビゲーションシステムがつかないことから、両車とも最廉価よりひとつ上のグレードで見比べるのが妥当であろう。3395000円(プリウス)と3595000円(アウトランダー)その差は約20万円。

アウトランダーにあってプリウスにないものは?

五人乗車

プリウスPHVは四人乗りのため、一人分の価格が差額となる。
単純には計算できないが、プリウスαの5人乗りモデルと7人乗りモデルでは20万円違う。
一席10万円の計算だが、5人乗りの真ん中は補助的な意味合いが強いので5万円と設定する。

4WD

大体どのメーカーでも2WDと4WDの差は20万〜30万程度であるため、今回は20万と設定する。

ツインモーター

プライスレスである。言うならばエンジンがもう一つ付いているようなものである。仮に30万と設定する。

バッテリー容量(+3.2kWh)

リーフにおいては6kWhの差で40万の差がある。ゆえに今回は20万と設定する。

SUV

昨今SUVブームによりベース車をSUVに仕立てただけで10万程値上がりする。

ラゲッジ容量(9インチゴルフバック2個の差)

スタイリング等の関係もあるためこちらは不問とするが、プリウスのラゲッジはとにかく浅いことだけは覚えておいたほうがよい。

プリウスにあってアウトランダーにないものは?

ナビゲーション

純正の通信機能付きのものなので40万相当であると判断する。

プリウスからナビゲーション代を引き、アウトランダーのみの装備金額を積み上げていくと、
339.5-40+5+20+30+20+10=384.5とかなりアウトランダーがかなりお買い得なことがわかった。
メカ的な金額で考えるなら断然アウトランダーであるが、プリウスのイニシャルコストも捨てがたい。

ただし、最も大事なブランド力は一切加味していないので注意が必要だ。
今のところアウトランダーもその中古相場を高値で維持しているが、トヨタのブランド力は凄まじく、下取りには結構な差がついてしまう可能性があることを加筆しておく。

満足度評価
【プリウスPHV/Aプレミアム】
総合評価 ★★★☆☆
外観 ★★★★☆ 乗り心地 ★★★★★
内装 ★★★☆☆ 安全装備 ★★★★☆
エンジン ★★★★★ 燃費 ★★★★★
走り ★★★☆☆ 価格 ★★★★☆

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べす認定ライター

投稿者プロフィール

30代 男性 大阪府在住

車大好きです。30歳にして13台の車をのってきました。

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