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トヨタ・新型プリウスPHV試乗 プリウスとプリウスPHV-価格差に見合う性能はあるのか?(4/5)

今回はプリウスとプリウスPHVの価格差について検証したいと思う。
比較グレードは予防安全が標準装備されている「A」という中間グレードで検証することとする。

トヨタ・プリウス

トヨタ・プリウス

まずは価格差であるが、プリウスが2,777,563円(税込)プリウスPHVが3,807,000円(税込)で単純に比べると103万円ほどの差がある。

まずはPHVであるが、先進的なナビが標準装備されており、これを40万相当と換算する。さらには購入後補助金が20万円返ってくるので、その差が一気に43万円まで縮まる。

プリウスのアドバンテージとしては5人乗車できる事。これを5万円の程度の価値と仮定する。
さらにはラゲッジが少しばかり深いが、結局ゴルフバック2個しか積めないので考慮しない。つまりPHVを5万円減点する。

そうなると、少し盛り返して48万円の差がある事になる。

もちろん、「給電が行える」「圧倒的なトルクがある」といった点ですでに48万円の価値は逆転しているように思うが、あくまでも走行コストとして回収できるのかどうかを検証する。

プリウスの燃費は37.2km/l(40km/lを超えるのは最廉価グレードのみ)で一般的な使用方法として70%の26km/lと設定する。ガソリン価格が125円とすると1㎞走行するのにかかるコストは4.8円であることが導き出される。

※プリウスの1㎞あたりのコスト=4.8円

トヨタ・プリウス Eグレードの場合の燃費は40.8km/L

トヨタ・プリウス Eグレードの場合の燃費は40.8km/L

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プリウスPHVの場合は一番安く上がる方法を検討する。
つまり、現実的ではないが、ガソリンを1滴も使わずに充電だけで走行した場合を考える。

トヨタ・プリウスPHV 充電

トヨタ・プリウスPHV 充電

バッテリー容量は8.8kWh。これに関西電力の深夜料金で充電した場合、1kWh=およそ10円なので1回の満充電が88円で済む計算になる。
バッテリーだけで走行可能な距離が68.2kmであることから同様に70%換算し、48km。つまり1㎞あたりのコストは1.8円であることがわかる。

※プリウスPHVの1㎞あたりのコスト=1.8円(充電だけで走らせた場合)

つまり、両車を1㎞走らせるたびにPHVが3円ずつ元を取っていくことになる。

48万円の差を回収するのには、16万キロ走行する必要となる。

これはPHVにとってかなり良い条件での検証なので、現実には走行コストで差額を回収することは不可能であることがわかる。
ただし、先述のとおり、プリウスでは得ることのできないビッグトルクと給電システム。
この2つだけで50万程度の価値は十分にペイできると考える。

トヨタ・プリウスPHV プラグインハイブリッドシステム

トヨタ・プリウスPHV プラグインハイブリッドシステム

コストだけを考えた場合、素直にプリウスの廉価グレードを購入するほうが幸せになれることは間違いない。
その一方でPHVという近未来の乗り物が現実的な価格で提供されている事に喜びを感じるユーザーや、外出先・災害時の給電機能に大きな魅力を感じるユーザーには決して高くはない金額であることがわかる。

余談ではあるがプリウスにはソーラー発電のオプションが存在する。
世界初の機能だが、あまり販売したくないのか、廉価グレードにしかオプションといえど搭載できない。
このソーラーパネルで発電した電気で走った場合、走行コストは0円となる。
先ほどの比較でいうと(厳密にはAグレードには装着できないが)10万キロで元が取れる計算になる。
最も、ソーラーでの発電では1日に6㎞しか走れないので10万キロ走るためには晴れの日が1万6666日分=45年分必要となる。
さらにはそもそものオプション料金が28万円なので、あなたとプリウスとの寿命比べになってしまうだろう。

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べす認定ライター

投稿者プロフィール

30代 男性 大阪府在住

車大好きです。30歳にして13台の車をのってきました。

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