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トヨタ・新型クラウンRS試乗レビュー クラウンの歴史は国産車の技術の歴史(4/6)

コンサバで変化を感じさせないのが正義の一方で、常に新しい技術を模索するのもまたクラウンの使命であり、1990年代まで長らくフレームシャシーに固執していた一方で、初代モデルからカークーラーやオートマチックトランスミッションを採用し、2代目からはパワーステアリングやパワーウィンドー、オートチューニングラジオなど当時最新の車載装備や用品を充実。

3代目に至っては当時、世界的に社会問題化していた交通事故に対応すべく、衝撃吸収構造のボディに三点支持シートベルトや衝撃吸収型のステアリングシャフト、軟質素材を使ったスイッチノブを採用し、当時のアメリカの安全基準を上回る安全性を確保、1970年代からは電子制御インジェクションを採用し、後に三元触媒を組み合わせることで世界でも最高レベルの排ガス浄化システムを実現します。

トヨタ・新型クラウン 試乗車

トヨタ・新型クラウン 試乗車

今回試乗したモデルは直列4気筒1998ccの直噴型エコターボエンジン、排気量だけ見れば昔のコロナと大差ないエンジンですが、スペックは最高出力180KW(245PS)/5200~5800、最大トルクは350N.m(35.7kgf/m)/1650~4400rpm、常用回転域で最大トルク(トルク=車軸を回転させる力)をキープしているため体感的には非常にパワフルなだけでなく、突然パワーが暴れだすという事も無く、8段ATとの組み合わせで回転数を上げずに変速だけで加速することも可能なので、エコドライブも容易です。

トヨタ・新型クラウンRS エンジンルーム

トヨタ・新型クラウンRS エンジンルーム

またダウンサイジングしたことでエンジンの搭載位置がまるでスポーツカーのように前輪の車軸に対して後退しているというのも見逃せないかもしれません。
ノーズが軽くオーバーハング内に重量物が無いという点で、フルサイズセダンながら回頭性の良さも期待できるでしょう。

トヨタ・新型クラウンRS エンジンルーム

トヨタ・新型クラウンRS エンジンルーム

この他に、V型6気筒2.5Lハイブリッド、V型6気筒2.5Lハイブリッド4WD、V型6気筒3.5Lハイブリッドのラインナップとなります。

今回のクラウンで注目すべきは、今やトヨタのキャッチコピーともなっている「CONNECTED」次世代の高度交通システムを見据えて、通信機能でしょう。

「T-Conect for Crown」というサービスを契約する事により、365日24時間、車内から先任のオペレーターをボタン一つで呼び出すことが可能で走行中でもドライバーに代わって目的地の検索とナビ設定、ホテルやレストラン、航空チケット等の予約をすることが可能です。

万一に備えて事故や急病時も緊急ボタンでオペレーターが警察や救急へ通報する「ヘルプネット」を採用、またエアバッグシステムが作動した場合は自動的に「ヘルプネット」のオペレーターにつながるシステムになっています。

車載情報通信システム自体は1997年にサービスを開始した「MONET」から始まり、MONETとGAZOOを融合させた2002年の「G-BOOKS」を経て、「T-Conect」で基本技術のプラットフォームが出来つつあるように感じます。

トヨタ・新型クラウン コネクティッドサービスについて

トヨタ・新型クラウン コネクティッドサービスについて

今までは、必要な情報を取得するだけでしたが、いよいよ対話型のオペレーションで必要な情報とアクセスしたり場合によっては予約手続きなどもこなせるなど、クラウンが移動の道具から相棒や友達のような存在になるとトヨタは豪語しています。

さらにはLINEアプリで離れた場所から自分のクラウンと「CONNECT」できるなど、筆者の世代からするとまるで「ナイトライダー」を彷彿とさせるものがあります。

高度道路交通システム(ITS)の管制システムに接続する事で、渋滞や進行方向の信号、さらには見通しの悪い交差点の接近車両や対向車、近づいてくる緊急車両の情報をドライバーにリアルタイムで提供する事も可能で、事故を未然に防いだり、渋滞の緩和に役立て、さらには情報を共有しているクルマ同士のビッグデータをもとに災害時に、通行可能な道路を表示することも可能となります。
これが自動運転技術への布石であることは言うまでもないでしょう。

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天上院 聖璃華認定ライター

投稿者プロフィール

40代 男性

愛車は1973年型トヨタセリカLB2000GTと1969年型スバル360スーパーDXを所有する無類の旧車マニア。

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