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- トヨタ・カローラフィールダー試乗 トヨタセーフティーセンスC等安全装備は素晴らしい
今回新しくフルモデルチェンジしたカローラフィールダーには、基本的な安全装備がしっかりと備わっています。
しかも標準装備としてしっかり!
と、ここでまず試乗の前にパンフレットを読んでいると、
「ADVANCED SAFETY」「ACTIVE SAFETY」「PASSIVE SAFETY」と分けて書かれていて、その差が良く理解できず・・・。
よく見てみると「ACTIVE SAFETY」「PASSIVE SAFTY」に載っている機能は、基本的にカローラフィールダーには標準でついている機能なのですが、一番最初に紹介されていた「ADVANCED SAFETY」に掲載されていた機能「Toyota Safety Sense C」については、「X」グレードだとオプションになっていまい、つけるのに5万4千円かかります。
なんでオプション装備から先に載せるのか?・・・と、少しパンフレットに対して疑念を抱いたのですが、これが今のトヨタのイチオシ!オススメ!技術ということなのです。
そしてこの技術がとても素晴らしかったので、5万4千円でつけても損しないですよ!と私は言いたいワケです。
トヨタセーフティーセンスCについて
ではこの「Toyota Safety Sense C(トヨタセーフティーセンスC)」という3つの機能からご紹介します。
- プリクラッシュセーフティシステム(自動ブレーキ)
- オートマチックハイビーム(ハイビームととロービームを自動で切り替え)
- レーンディパーチャーアラート(白線をまたぐとアラート)
この3点は衝突回避、またはその被害を軽くする為に開発された技術だそうです。
各社、2年くらい前からこういう安全システムは導入し始めていて、(一番最初に入れたのはスバルらしいですが)、トヨタは独自の安全性を作っていっているのだそう。
では何が独自かというと、車のフロントガラス、バックミラーの後ろ辺りにレーザーレーダーと単眼カメラを設置していて、この2つを併用している技術がトヨタ独自とのこと。
レーザーは近距離をよく検知するセンサー、カメラは遠くまで検知できるセンサーになっていて、得意分野が違うセンサーをダブルで使うことで精度を上げるんだそうです。
写真だと分かりにくいかもしれませんが、このミラーの後ろにセンサーがあります。
実際、1回目の試乗はもう夜だったのですが、レーンディパーチャーアラートを試してみたくて、わざとフラフラと運転してみたところ、白線を跨いだらちゃんとアラートが鳴りました!
オートマチックハイビームは私が試乗している間、ローとハイの切り替わりは確認できなかったのですが、そもそも視界が広い車なので、歩行者はよく見える気がしました。
私はローとハイの切り替えが結構手間だと感じて、あまり切り替えないで走ってしまいがちなので、この自動で切り替わるのはとても便利だと思います。
実際には切り替わるのを見てみたかったです。
自動ブレーキは本当に事故を起こすその直前にしか、その本当の機能は確認できないですが、80km/h以上からブレーキを踏んでみたところ、スムーズに止まることができました。
しかし前に車もなかったので、ブレーキアシストが作動したのかは不明。
どちらかというとブレーキの良さを確認しただけのような気がします。
ちなみにこのセンサーの技術を利用して、先行車発進告知機能もセットでついてきます。
渋滞している時とかに前の車が走り始めると、ピピッ!っと知らせてくれるのですが、これは実際に体感して便利でした!
私は信号で止まると他の事をすることが多いので、このシステムにはおおッ!ととびつきましたが、でも毎回コレが鳴ると考えると、人によってはうるさく感じるかもしれない・・・。
ただ、眠い時やよそ見した時に気づかせてくれるという点に関しては、この先行車発進告知機能もレーンディパーチャーアラートも、事故を未然に防ぐにはとても有効な機能ではないでしょうか。
個人的には、これはとても意味がある安全機能だと思います!
ハイブリッド車の運転席です。
ハンドルに隠れていますが、右下のところにアラートがでます。
全グレード標準装備の安全機能
続いて、パンフレットでは「ACTIVE SAFETY」「PASSIVE SAFETY」と分けられていた安全装備について。
これらの機能は、標準装備になっているので、もうグレードで差はないそうです。
ただし、今回フルモデルチェンジした新型カローラフィールダーだから標準装備ですが、トヨタの車でも他の車種にはついていないンです!
ココがポイント!
そう考えると、これが標準でついているというのは贅沢な装備だなぁ。
ではその機能をご紹介。
まずは「EBS付ABSとブレーキアシスト」。
急ブレーキの時のタイヤロックを防ぐのとそれのアシストです。
これも試乗では使うような場面には遭遇できないし、基本的に普通に乗る時も使わないで済めばいいな、と思う機能ですが、でもついているという事が安心につながるかと思います。
次に「VSC&TRC」。
簡単にいえば横滑り防止機能ですね。
台風など風が強い日に高速の入口のようなカーブで車が揺れてしまって怖い!というのを防いでくれる、と。
実は私は過去このパターンでガードレールにぶつかった事があるので、この機能はとてもありがたいです。
そして「ヒルスタートシステム」。
坂道でブレーキを離してから2秒くらい止まっていてくれます!
坂道の発進で、ブレーキを離してアクセルを踏むまでのちょっと下がってしまうのを防いでくれる、というもの。
オートマになってあんまり経験しないけれど、マニュアルの車を運転する時には車が下がってしまうので、本当にヒヤっとしたものです。
で、試乗の際、喜んで坂道で試してみたのですが、あまり実感できませんでした。
勾配がかなり急じゃないところだと、クリープ現象のせいもあって逆に前に進むくらいです。
街中だと、あまり関係ないですね。
あとは「ドライブスタートコントロール」。
シフト操作時の急発進・急加速を抑えてくれます。
最近時々ある、駐車場でギアがバックに入っていて逆に走り出して、パニックになってアクセルを踏み込んじゃったりするのを制御してくれます。
これもさすがに試せませんでしたが、確かに大切な機能ですね。
以上4点は事故を起こさないように運転をサポートしてくれる機能ですが、実際に事故が起きてしまった時に乗ってる人間を守るための安全装備ということも、カローラフィールダーは考えて作られています。
万が一の事故に備えたエアバッグとシートベルトもしっかり考えられている
新型カローラフィールダーが特別であるというのは、この安全の標準装備が他の車よりもいいことからも分かるんです!
大事な機能が2つ!
普通のエアバックにプラスしてサイドのエアバックも標準装備だということ。
そして前、横、後ろからの衝突に耐えられるように設計された「全方位コンパティビリティボディ構造」というものです。
どこからぶつかってきても大丈夫ですよ!というエアバッグ。
そしてシートベルト!
事故を衝撃を和らげるシートシートベルトが標準装備になっています。
事故が起きてしまった際に、
体が鞭打ちになるのを緩和してくれるシートに、
体を飛ばさないようにするシートベルトが、逆に鎖骨や胸部を痛めるのを緩和するフォースリミッター機構がついているシートベルト。
車というのは、事故を起こさないように山ほど考えて技術を詰め込んでいるのに、さらに起きてしまった時のことも考えて作られているというのを改めて知りました。
最後に安全装備ということに関しては、試乗して説明を受けて、日常的に大切な機能と、非常時に役立つ機能があるんだと感じました。
「ヒルスタートシステム」や「横滑り防止機能」などは、通常の運転でも十分価値を実感できると思うんです。
ただ、本当に事故にあった時には、上述したようなエアバッグやシートベルトの機能が役に立つわけで、日常ではお目にかかれないけれどちゃんと装備されていることが大切なんですよね。
そう考えると、カローラフィールダーという車にはそれらは標準装備されていて、走りにプライドを持って作られている一方で、万が一の事故に対しても十二分に考えて設計されていると感じさせてくれました。
安全をちゃんと備えながら、でも思う存分走れる、を実現させるというトヨタの強い意志を見たような気がします。
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