トヨタ・エスティマ 2016年6月ビッグマイナーチェンジでの変更点(安全装備と足回り)5/5

トヨタの3代目エスティマが10年目にしてビッグマイナーチェンジを行い、一体いつフルモデルチェンジをするのか、そもそもフルモデルチェンジする気があるのかどうか・・・
と、待ちに待っている人も多いかと思います。

これまでは、今回のマイナーチェンジで主に追加変更された外観・内装についてご紹介してきましたが、
ここでは安全装備と足回りについてお伝えしていきます。

トヨタ・エスティマ マイナーチェンジ後

トヨタ・エスティマ マイナーチェンジ後
(Photo by TOYOTA Webcatalog)

安全装備のトヨタセーフティーセンスCを標準装備

今回のマイナーチェンジで安全装備のトヨタセーフティーセンス「C」が全車標準装備となりました。
オプション扱いではなく標準装備になったことで、ユーザーの選択肢はなくなった訳ですが、安全装備は付けれるものは付けておいた方が良いと個人的に考えているので、全車標準装備されたことは良かったと思います。

トヨタ・エスティマ トヨタセーフティーセンスCを標準装備

トヨタ・エスティマ トヨタセーフティーセンスCを標準装備
(Photo by TOYOTA Webcatalog)

ただ残念なのは、トヨタセーフティーセンスの「P」ではなく「C」だったということ。

トヨタセーフティーセンスの「P」と「C」の違いは、安全装備の内容が異なり、「P」の方が高性能な内容になっています。

「P」と「C」の違いを大ざっぱに説明すると、下記のようになります

  • プリクラッシュセーフティシステム(自動ブレーキ)
    「P」は歩行者も検知するが、「C」は歩行者検知はしない
  • レーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報)
    「P」は警報+ステアリング制御が付くが、「C」は警報のみ
  • オートマチックハイビーム
    「P」「C」共に同じ機能で違いはなし
  • レーダークルーズコントロール
    「P」に付くが、「C」には付かない
  • 先行車発信告知機能
    この機能は「C」にだけ付いて、逆に「P」には付かない

トヨタセーフティーセンス「P」は、トヨタのいわゆる上位モデル車に搭載されていて、
現時点(2016年6月)では、ランドクルーザーとプリウスの2車種のみで、クラウンアルファードヴェルファイアにもまだ搭載はされていません。

トヨタセーフティーセンス「C」については搭載車種は続々と増えてきていて、アクアヴィッツカローラ、オーリス、アベンシス、シエンタノアヴォクシーエスクァイアに続いて今回のエスティマ、そしてエスティマの後にマイナーチェンジしたアリオン、プレミオにも搭載されました。

Toyota Safety Sense C  (センサー部)

Toyota Safety Sense C (センサー部)
(Photo by TOYOTA Webcatalog)

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なぜエスティマにはトヨタセーフティーセンス「P」ではなく「C」だったのか?

以前に某メディアでトヨタセーフティーセンスの企画開発担当者の方のインタビュー記事を読んだことがあるのですが、その中で
なぜ「P」と「C」の2種類が存在するのか?
ということについての説明回答がありました。

その回答の中では、

安全装備をできるだけ早く全車種に搭載するには時間もコストもかかるため、ミリ波レーダー等を使わない「C」を開発することで、フルモデルチェンジを待たずして順次搭載していくことを可能とした

といった説明がありました。

2017年末までには、トヨタセーフティーセンス「P」「C」いずれかの搭載をほぼ全ての乗用車に展開させる予定だそうです。

こういった説明回答を知ると、今回のエスティマのマイナーチェンジでは、
ミリ波レーダー等を要するトヨタセーフティーセンス「P」の搭載が難しかった
ということが理解できます。
「P」と「C」の違いは車種のランク付けをするということではない、と個人的には理解しました。

しかし、この説明を見ても、やはり納得いかないのはクラウンやアルファード、ヴェルファイアにトヨタセーフティーセンス「P」が現時点で搭載されないという点。
既にミリ波レーダーが使用されているのに何で「P」を搭載しないんだ・・・!と(苦笑)

エスティマ AERAS PREMIUM-G  (ガソリンモデル)

エスティマ AERAS PREMIUM-G
(Photo by TOYOTA Webcatalog)

サスペンションのチューニングとパフォーマンスダンパーで足回りにテコ入れ

今回のマイナーチェンジで、サスペンションの設定が見直されてチューニングの最適化が施されています。
どの程度の設定変更かは実際に乗ってみないとわかりませんが、乗り心地はよくなっているそうです。

乗り心地については、以前にレンタカーでエスティマに乗った時、フワフワとしたやわらかい印象が残っているのですが、どのように向上したのか気になりますね。

そして、フロントパフォーマンスダンパーが「PREMIUM-G」と「PREMIUM」グレードに標準装備され、「SMART」グレードには3万円でオプション装着が可能となりました。
(ハイブリッド、ガソリン共)

トヨタ・エスティマ フロントパフォーマンスダンパー

トヨタ・エスティマ フロントパフォーマンスダンパー
(Photo by TOYOTA Webcatalog)

エスティマにパフォーマンスダンパーというのは、今回のマイナーチェンジで初めての装着ではなく、マイナー前の2013年に特別仕様車で登場したアエラス“Premium Edition”に装備されていました。

マイナーチェンジ前(2013年) トヨタ・エスティマ 特別仕様車 アエラス“Premium Edition”

マイナーチェンジ前(2013年) トヨタ・エスティマ 特別仕様車 アエラス“Premium Edition”
(Photo by TOYOTA Webcatalog)

恐らくこれと同じものだと思われますが、パフォーマンスダンパーを装着することで、一般的には

・車体の振動を抑えることで乗り心地が向上する
・ハンドリング性能が向上することで直進安定性が増す

といった効果があるといわれています。
ただ、マイチェン前のアエラス“Premium Edition”の実際のユーザーボイスがなく、どの程度のものなのかはわかりません。

レクサス車ではパフォーマンスダンパーを装着する前とした後では、劇的に乗り心地がよくなったとのユーザーボイスを見たことがあるので、パフォーマンスダンパー自体の性能には期待したいところですね。
エスティマでどれだけの効果を発揮してくれるか・・・。

我が家の30系アルファードにもパフォーマンスダンパー(前後)を装着することがオプションで可能なのですが、価格は10万円程するのでなかなか手が出ません(汗)。

トヨタ・エスティマ マイナーチェンジ後

トヨタ・エスティマ
(Photo by TOYOTA Webcatalog)

納期予定は?

マイナーチェンジしたエスティマの納期予定ですが、営業さんに確認したところ、

  • ガソリン車:7月末
  • ハイブリッド車:9月

になるとのことでした。

エスティマの売れ筋はほとんどがガソリンモデルで、ハイブリッドはほぼ受注生産のような状況だそうです。
価格もハイブリッドの方が100万程上がる上に、それほど燃費もよくない・・・
ということから、ほとんどがガソリンモデルになるとのこと。
お邪魔した店舗では、ハイブリッドは1割~2割程度だとおっしゃってみえました。
それでも2割も出るのか・・・とちょっと驚きましたが。

マイナーチェンジで変更のなかったエンジン、燃費、アイドリングストップはないまま

エスティマの燃費についてですが、カタログ燃費は

  • ガソリン車(2WD):11.4km/L
  • ハイブリッド車(E-Four):18.0km/L

となっています。
今回のマイナーチェンジでエンジンやハイブリッドシステムに変更はないので、燃費も特に変わっていないとのこと。

そして、今や当たり前の装備になりつつあるアイドリングストップ機能は残念ながら付きませんでした。

ある程度装備が充実して安全装備が標準装備されたことにより、価格は約15万円程上がっているとのことで、車両本体価格は

  • ガソリン車:3,271,418円~3,700,473円
  • ハイブリッド車:4,311,163円~4,928,727円

となっています。

それにしてもガソリンとハイブリッドで、100万の差というのはちょっと差が大きいですね(汗)。
ハイブリッドの方は生産体制も受注生産にする程ですから・・・

ただ、今回ガソリンモデルの3.5Lが廃止されたことで、走りにパワーを求めるユーザーはハイブリッドの選択肢もあるのかなと思ったりもします。

以上、エスティマのマイナーチェンジでの主な変更点について、個人的主観を交えてざーっとお伝えさせて頂きました。

トヨタ・エスティマ

トヨタ・エスティマ
(Photo by TOYOTA Webcatalog)

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チビちゃん

チビちゃん認定ライター

投稿者プロフィール

40代 女性 三重県在住
ドライブ好きのアラフォー世代、一児のママ。

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