日産・エルグランド350ハイウェイスタープレミアム【総評】

現行エルグランドにはマイナーチェンジ前後合わせて2.5リッターを3回、3.5リッターを1回の計4回試乗しています。

キングオブミニバンらしい乗り心地

30系新型ヴェルファイア、アルファードが登場した今となってはエルグランドの乗り心地は色あせてしまうかもしれません。

しかし、フロントストラット、リアマルチリンク式サスペンションがもたらす上質な乗り心地はまるで高級セダンに乗っているかのようです。ここはさすが日産のフラッグシップミニバンだなと思えるところです。

ウェブカタログを見れば、開発コストをかけているのがよくわかります。

前後左右方向にゆとりのある居住空間

日産エルグランド 居住空間

エルグランドの全幅は1,850 mmと新型アルファード・ヴェルファイアと同じです。全長は4,945 mmで若干長めですがほぼ同じ。

マイナーチェンジ後の後期型では、3列目シートが前後にスライドすることによってトランクスペースの広さを調節できるようになりました。

日産エルグランド シート

荷物がないときは、3列目シートを目一杯下げることによって大人6人が快適にくつろげる空間になります。

逆に、トランクに積む荷物がたくさんあるときは、3列目シートを前方にスライドさせればトランクルームを広げることができます。

実は、3列目のシートを前後にスライドさせることができるミニバンはあまりありません。私が知っている限り、トヨタ・アルファード/ヴェルファイアと三菱デリカD5、そして日産エルグランドくらいです。

ただ、残念なのは上方向の室内高が不足している点。マイナーチェンジで数センチ高くなったようですが、それでは他のミニバンに比べると広いとは言えません。

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室内高の不足を補うためか床面からシート座面までの高さが低いです。中折れ機構のついたキャプテンシートは最高級の座り心地であることは間違いありませんが、座面高さが低いために足を投げ出すような姿勢になってしまいます。

好みの問題もあるかもしれませんが、少なくとも私は少し違和感を感じました。フロアに近いところに座れば必然的に埃も吸いやすくなります。

このあたりは走行安定性とのトレードオフになるのでしかたないのかもしれませんが、私は新型アルファードを選びました。

パワフルなVQ35DEエンジン

正直にいって、2.5リッターモデルは力不足を感じました。2トンを超えるボディーを2.5リッターNAエンジンで引っ張るのはかなり無理があります。

ところが3.5リッターエンジンのほうは、フィーリングは別にして、多人数乗車でもまったく苦にならないパワフルさを備えています。大人7人フル乗車で上り坂でも問題ないでしょう。

ただ、少し気になったのは出だしに飛び出し気味になってしまうところです。低速トルク・パワーがある証なのかもしれませんが、逆に扱いにくくギクシャクしないように気を使って疲れてしまいます。

次期エルグランドに望むこと

まず、新型スカイラインやフーガ、シーマなどに搭載しているストロング型ハイブリッドシステムは導入してくることでしょう。

ガソリンエンジンに関してはどうなるのかわかりませんが、スカイラインで採用した2リッターダウンサイジングターボエンジンを搭載すべきです。

ミニバンにこそ、ダウンサイジングターボが合うはずで、ハイブリッドはこの車重だと燃費には厳しいと思われます。

値引きは一声35万円

モデル末期に近づいていることもあり、2014年9月の時点で最初の商談時に提示された値引き額は35万円でした。

今なら新型アルファードとヴェルファイヤと競合させればかなりの値引き額が期待できるはずです。

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ゼロ

ゼロ認定ライター

投稿者プロフィール

40代 男性 奈良県出身、京都府在住
クルマ大好き人間です。乗り心地に強い拘りを持っています。スポーツカーからミニバンへ。

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