トヨタ・新型ハイラックス試乗 乗用車ライクな内装インテリア(2/6)

新型ハイラックスはトラックだからといって、内装は商用車のような素っ気ない物という事はありません。
そもそもピックアップトラックは、文化的背景に乗用車や時に趣味の対象のクルマとして使われるという所があり、ハイラックスに関しては、他の一般的なSUVと同じ感覚で乗れる事かと思います。

トヨタ・ハイラックス「Z」内装

トヨタ・ハイラックス「Z」内装

現行ハイラックスがタイ生産と聞くと、品質とか大丈夫なの?と不安になる方もいるかもしれませんが、少なくとも見た目の質感に関してはまさしく「トヨタ品質」以外のなにものでもありません。
強いて言えば200km/hフルスケールのスピードメーカーが装着されている事に違和感を抱くくらいでしょうか。

トヨタ・ハイラックス「Z」スピードメーター

トヨタ・ハイラックス「Z」スピードメーター

最近では他にも9月発売予定のスーパーカブC125もタイ開発、タイ生産と聞きます。
実はあまり知られていないですが、現行のタウンエース・ライトエースもダイハツのインドネシア法人の委託生産となっており、近年の東南アジアの工業力の発展には目を見張るものがあります。

エアコンはXがマニュアルエアコン、Zがオートエアコンで、今どきのトヨタ車らしくオーディオはスピーカーのみ(Xは4スピーカー、Zは6スピーカー)2DINのスペースに購入者が希望のオーディオをインストールという形になっています。
(試乗車にはディーラーオプションのT-Connectナビ装着)

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とはいえ、所詮トラックなので内装が素っ気ないというのは否めないでしょう。

グレード、外装色問わず、内装色はグレーのみ、Zグレードにのみインパネやセンターコンソールにシルバーの飾りモールがあるくらいのシンプルな内装ですが、あまり「プレミアム」を求めるクルマでも無いので致し方無いかもしれません。

むしろ、アウトドアでガンガン使ってざっと掃除する、もしくはアフターマーケットパーツが出るのを待ってそっくり内装をカスタマイズするという使い方の方が正しいのかもしれませんが、メーカーオプション自体が設定されていない、バリエーション展開が2グレードだけというあたり、外装パーツだけでなく、ドアの内張やシートなど内装のディーラーオプションがもっと選べるようにしてもよかったのではないかという印象は否めません。

トヨタ・ハイラックス「Z」シフトレバー

トヨタ・ハイラックス「Z」シフトレバー

トランスミッションは電子制御6速フロアATのみですが、トヨタのハイラックスのWebのQ&Aには
「今後、要望があればMT車の設定も検討します」
とあり、セールスマンもそのあたりはまんざらでもない様子があり、今後MT仕様が設定される可能性はゼロではなさそうです。

所詮、ピックアップのダブルキャブゆえにリアシートの使い勝手は絶望的と言わざるを得ません。

トヨタ・ハイラックス「Z」後席ドア

トヨタ・ハイラックス「Z」後席ドア

ドアの開口部も小さく、ステップも高いため昇降性はお世辞にも良いとは言えません。

一応乗車定員は5名となっていますが、車体の大きさに反してリアシートのフットスペースは狭く、シートバックもほとんど垂直に立っていて、かなり窮屈な姿勢を取らざるを得ないため、4ドアセダンのような快適性は期待できません。

トヨタ・ハイラックス「Z」後部シート

トヨタ・ハイラックス「Z」後部シート

ハチロクやアルトバンのリアシートよりはまだマシというくらいに考えたほうが良いでしょう。
リアシートの快適性を求めるのであれば、やはりSUVかミニバンを選ぶのが妥当かもしれません。

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天上院 聖璃華認定ライター

投稿者プロフィール

40代 男性

愛車は1973年型トヨタセリカLB2000GTと1969年型スバル360スーパーDXを所有する無類の旧車マニア。

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